みのむしの蓑日記

人生にハリが欲しい人間のブログ

簡単!アゲハチョウ幼虫の育て方【意外とかわいい!】

『アゲハチョウの幼虫を育ててみたいけど上手に育てられるか心配・・・』

『そもそもアゲハチョウの幼虫って何食べるの?』

 

実際にアゲハチョウを飼育した私が、こういった疑問・悩みに答えます!

 

 

アゲハチョウの種類と食べる葉っぱの違い

日本で見られるアゲハチョウは全部で15種類ほどいるようですが、その中でも身近に見ることのできるアゲハチョウは、主に

ナミアゲハ

クロアゲハ

アオスジアゲハ

キアゲハ

の4種類です!(地域によって変わるかも)

このうち、ナミアゲハとクロアゲハは柑橘類(みかんやきんかん、山椒など)の葉っぱを食べます。アオスジアゲハはクスノキ科、キアゲハはセリ科(パセリ、にんじんなど)の葉っぱを食べるようです。それぞれ食草が違うんですね。

私が育てたのはナミアゲハとクロアゲハだったから、メルカリで購入したきんかんの葉っぱをあげていたよ!

メルカリには、アゲハチョウ飼育用の無農薬の葉がたくさん売っていました。近くに餌を調達できる場所がない方はメルカリ等で購入するのもオススメです。

アゲハチョウ幼虫の育て方

用意するもの

エサ

アルミホイル

タッパーなどの容器

網(水切りネットなど)

輪ゴム

下に敷く用のキッチンペーパー(なくてもよい)

 

幼虫が小さい時は、このように小さめのタッパーに数匹一緒に入れ、フタの代わりに網を輪ゴムでひっかけて育てていました(フタのままだと通気性が悪く湿気がたまってしまうため)。葉っぱの茎部分を濡らしたティッシュで包み、その上からアルミホイルで固定すると、葉っぱが長持ちしますよ!

 

幼虫が大きくなった時(終齢幼虫~蛹)用に・・・

大きめの虫かご(ダンボールなど、箱ならなんでもOK)

割り箸(なくても良い)

アゲハチョウの幼虫は、上記写真のように、蛹になる前に水様便をします(これをガットパージと呼ぶ)。その後、蛹になるための場所探しのためにうろうろと移動を始めます(もうエサを食べません)。この状態になったら、なるべく大きい箱に移動させてあげましょう。1日程度で前蛹(蛹の前の段階)になります。
 

私はAmazonのダンボール箱を使ったよ!

アゲハチョウ幼虫を育てるにあたっての注意点5つ

優しく触ること!基本は触らないようにする

→触りすぎると幼虫のストレスになってしまうので、あまり触らない方が良いかな?と思います。どうしても触りたい、触らなければいけないときは、幼虫の側面から優しく剥がすようにすると触りやすかったです。

後ろから触ると、にゅっ!と臭いツノを出された!

糞は毎日掃除しよう!

→幼虫は毎日たくさんウンチをします!1日1回はティッシュなどで集めて捨てましょう。コロコロしているので掃除しやすいですよ!

エサも毎日あげよう!

→大きくなるとたくさん葉っぱを食べます!気づいたら入れた葉っぱが全てなくなっていることも・・・。こまめに補給しましょう。

枝付きの葉っぱは、湿らせてジップロックなどに入れ、冷蔵庫に入れておくと長持ちします。

 

気温に気をつけよう!

→直射日光が当たらない風通しのよいところで育てましょう。暑すぎても寒すぎてもだめです!(人間が心地よい温度であれば問題ないです)

蛹化前の足場について

→虫かごなどのつるつるしている面だと、蛹になる時に糸掛けに失敗して幼虫が落ちてしまうことがあります。また、羽化後に足が引っかかるところがなく、成虫が落ちてしまうと羽を乾かせなくなってしまうので、なるべくざらざらしたところで蛹になってもらいましょう!

私は虫かごの側面を全てキッチンペーパーで埋め尽くしたよ!これで安心!

つるつるした面で蛹になってしまった!

そんなときは、蛹用のポケットに入れて羽化させてあげましょう!

蛹が半分ほど入るポケットを紙で作り、それを割り箸に貼り付け、そのポケットに蛹を入れて立てておく方法です。私が育てたアゲハチョウも、この方法で問題なく羽化できました。

実際にアゲハチョウの幼虫を育ててみた感想

私は昆虫が好きで、今年こそは何か育てたい!と思い、たまたま近くで見つけることのできたアゲハチョウの幼虫を育てることにしました。1か月ほどの短い期間でしたが、成虫まで育て終わったときの達成感は格別でした。

美しすぎる!!!!!!!!

イモムシが葉っぱを食べているところはずっと見てても全く飽きず、仕事が捗らないことも・・・。

可愛すぎる!!!!!!!!

また、アゲハチョウの幼虫と出会いがあったら、必ず育てたいです。

何か手軽に育てられるペットはいないかしら・・・と悩んでいるそこのあなた!アゲハチョウの幼虫はいかがでしょうか?私と一緒に育てましょう!!!